25分12秒のミニライブ
3月27日(水)に発売された寺島惇太さんのデビューミニアルバム『29+1 -MISo-』(読み: ミソ)の感想を少々。以下、敬称略。
全曲通して聴いた感想
全6曲を通して一貫したコンセプトとセルフプロデュース感を感じた。10数曲のフルアルバム制作とは違う6曲と限られる中で、1曲目から6曲目まで通した流れが心地良かった。6曲全てにギターの生音などが入っている為か、曲が変わっても雰囲気のギャップは感じなかった。
飾っている印象は無い歌詞も良かった。パーソナリティーをしているラジオなどから得たパブリックな寺島さんの僕個人のイメージと歌詞、メロディーに違和感は無く、スッと聴けた。
ライブのセットリストを追う様に、
M01. 道標
M02. re-Play!
M03. 幻日メモリー
M04. MC
M05. actor(s)
M06. RPG
En01. Someday
の流れを想像した。M01の終わりから1秒で開始するM02の流れからはまさにライブっぽさを感じた。
M01からM03の流れや楽曲の雰囲気は、聴いていると、2015年に開催された坂本真綾さんの20周年記念ライブ『FOLLOW ME』の
M01. 幸せについて私が知っている5つの方法
M02. マジックナンバー
M03. スクラップ~別れの詩
という流れを思い出す。
今回のミニアルバムを聴き返す時は自然と1曲目から順に再生している。
道標
寺島惇太 「道標」 -Music Video- short ver.
作詞: 田中花乃, 作曲: 佐野宏晃, 編曲: 赤堀眞之
EGt: 大越王起也, Piano: 佐野宏晃, Guest Cho.: さいたまの笑うクリームパン・菊池麻由子・富永茜
今作のリード曲。
語るように歌うAメロが好き。 前向きだけれど底抜けに明るくはなく、丁度良い明るさの歌詞が良い。ネガティブな歌詞という訳では無い。
re-Play!
作詞: 山中真一, 作曲・編曲: 赤堀眞之
EGtSolo: 大越王起也
1曲目の終わりから約1秒で開始される2曲目。明るいメロディー。
幻日メモリー
作詞・作曲: 山中真一, 編曲: 赤堀眞之
EGt: 大越王起也, Guest Cho.: 山中真一
ダークな雰囲気を少し感じる3曲目。間奏の音の重なりから2000年代のバンドサウンドを想像した。
actor(s)
作詞・作曲: 寺島惇太, 編曲: 赤堀眞之
EGt: 大越王起也, Piano: 佐野宏晃
EGtで始まるバラード。1曲目から通してではなく、この曲だけを聴くとライブの終わりに歌いそうな楽曲。
EGt: 遠藤タカヒロ, Piano: MiyaB
アコースティックギターとピアノがカントリーな雰囲気を上げる少し切ない恋の歌。
Someday
作詞: 田中花乃, 作曲: 川道研二, 編曲: 赤堀眞之
EGt: 大越王起也, EGtSolo: 遠藤タカヒロ
もしライブのアンコールでこの歌詞を聴いたら感慨深くなりそうな曲。